建築パースと建築CG

自分の中では全くの別モンなんですが、一般的には区別が無くなってきていますね。
実際、今は "CG" を "レタッチ" して仕上げるのが普通なわけだから、端から見れば同じように見えますけどね...。
ただ、"情景を描く" のと、 "シミュレーション" は別モノですよねぇ?
自分は "建築CG屋" なので、いつでも、シミュレーションを目指したいし、細かくモデリングして、キレイにレンダリングしたいと思っています。
でも、頼むほうはそうは思ってなくて、時に "建築パース" を要求されることがあります。
「森の中に浮かぶ別荘!」とか、「日曜の午後の賑わい!」とかイメージ的なことを要求されるとホントに困ってしまいます...。
単純なネタの合成は出来ますが、そもそも慣れていないので時間がかかるし、
絵心が無いので上手くも出来ません。
それに他人様の頭の中のイメージに沿うように絵を作るのは非常に難しい...。
ホント、パース屋さんの苦労がよくわかります。(よくブチ切れずに仕事できるなぁと...。)
幸い、自分の仕事の大半は検討用のCGで、イメージを共有するための資料作りです。
"ビジュアライズする" ことなので、言わば図面の "翻訳" です。
でも、"イメージ" の翻訳はプロに任せたいところです...。
まあ、自分がパースを描けば、経費ゼロなわけですが...。
相性のいいアプリ

今までいろいろなソフトをいじってきましたが、やっぱ "相性" って、あるよなぁと思うことがあります。
たとえば自分にとってはformZが一番 "相性がいいソフト" でした。
今では何を作るにもformZをベースに作業手順を考えますし、他のソフトは全部、フォロー用という感じです。
formZが無かったら、生きていけないです...。(マジ、ホントに...。)
3ds maxみたいな、より高機能なソフトも持ってますが、それをメインにしようとは思わないです。
最初は "好きか嫌いか" っていう感覚的なものだけなんでしょうが、それが手に馴染むかどうかは相性なんだと思います。
まあ、希にどんなソフトでもあっという間にマスターしてしまう人がいますが、あれは "ニューエイジ" というヤツなんでしょうね...。
みなさんは手放せないソフトがありますか?
Y-chair made by Silo2.0!

Silo2.0のテストを兼ねてY-chairを作ってみました。
今回はただの椅子なんで、トポロジーブラシやUV関係は別の機会に。
基本操作自体はv1.4と変わらないんで、見るのは安定度だけですね。
作業中は1回落ちただけで、ベータと比べて断然、安定度が上がっています。
(※v1.4時代の安定度くらいにはなってます。)
ただ、自分の環境では、エッジ選択モードにした時に
サーフェースを正しく表示できないことがありました。
これはビデオカードとの相性もあるのかなぁ...。
まあ、長かったベータ期間が終わって、やっとまともになった感じです。
これなら十分使えます!
今回はローポリじゃないのですが、formZ版をアップします。
欲しい人はどうぞ。
Y_Chair_zip.txt
※リンク先保存して解凍
v5.5.3
マテリアル設定

マテリアル設定のコツ:
1.反射は必要最小限に
物質には大なり小なり反射がありますが、
formZのレンダラーは反射があると重くなるので、使いすぎに注意。
ほとんどのものは "マット" で十分です。
2.グロー
色が暗いからと、全部のマテリアルにグローを入れる人がいますが、
それをやると、陰影のコントラストが無くなってメリハリの無い絵になってしまいます。
"ライティングでフォローしきれない分をカバーする" という程度がいいです。
輝度の高い色を際だたせたい場合にも有効です。
3.鏡面反射
クロームやミラーなど、鏡面反射のあるマテリアルには、 "映り込み" が必要です。
正確にパラメータを調整したとしても、映り込みが無いと、鏡面っぽく見えません。
4.ガラス
ガラスはもっとも難しいマテリアルのひとつです。
イメージ通りの "ガラス" を作るには試行錯誤するしかありませんが、
自分でうまく設定出来ないときは、ひな型のglassを使うのがもっとも簡単です。
とくに重要でないガラスは、ガラス属性を使わずに、 "透明" だけにすると、
レンダリング時間を長くせずに済みます。
5.モアレ対策
ストライプなど、モアレが発生しやすいマテリアルにはシェーダーを使い、
シェーダーアンチエイリアスをON。(※それとレンダリングサイズをデカくする。)
6.テクスチャ
・サイズ
テクスチャマップのサイズは2のn乗倍pixelに納まるようにするとメモリを無駄なく使えます。
たとえば、[512px×512px]と、[513px×513px]とでは、メモリの使用量が4倍違います。
これはレンダラーの仕様に関係します。(※詳しくはマニュアルを)
・ファイルフォーマット
Pictなど、OS固有のフォーマットはダメ。
圧縮TIFFはダメ。
プログレッシブJPEGはダメ。
※ちなみに、自分は.tif をメインに使っています。
TIFFは、レイヤを持つことができ、アルファチャンネルも持てます。
WindowsでもMacでもデスクトップでプレビューできます。
ただし、フィルサイズが大きくなるのが欠点...。
・ファイル名
自分のとこでは、ローカルルールを作っています。
・日本語を使わない。
・ファイル名にハイフンやスペースを含めない。(※プログラム的に処理する場合を考慮。以下も同じ)
・区切りはアンダースコア。
・ファイル名の頭に数字を使わない。
・名前の最後に数字をつける。(※別パターンを作るときの配慮)
・拡張子は3文字(※.tiff ではなく、.tif)
3次元トレース

下絵の準備が出来たら、後はトレースしていけば半自動的にモデリングが進みます。
モデリングのコツ:
1.スナップオプションに注意!
ちゃんとスナップしてるつもりなのに、変に歪んだ図形が描けちゃったことがありませんか?
それは奥行き方向の違う場所にスナップしてしまっている為です。
そんな時はスナップオプションを見直してください。
よくわからない方は、 [2次元の視点]-[表示平面上に入力] をチェックしておくといいです。
2. "板ポリ" より "ソリッド"
壁などは板ポリのほうが軽く作れて良さそうですが、作業性を考えると
厚みを与えておいたほうがいいです。
単一サーフェースだと、ワイヤーフレーム表示の時、
認識しにくくて掴みにくいです。(選択しにくい)
特に、変更の多い壁などは厚みがあるほうが作業性がいいです。
3.テクスチャマッピングはモデリングと同時進行
木目などの、 "向き" や "サイズ" があるマテリアルを持つオブジェクトは、
一本作ったらその場でテクスチャマッピングを編集します。
あとでやろうとすると、いろいろ面倒なことになります。
4.要素ごとに丁寧にレイヤ分け
3Dの場合、2Dよりはるかに多くの情報が重なってしまいます。
ちゃんと分かれていれば、後で修正が出ても対応しやすいです。
5.ひとつのオブジェクトに、ひとつのマテリアル
慣れないうちは、混乱を避けるため、こうしておいたおほうがいいです。
シンプルなほうがあとでわかりやすい。
モデリングの準備

"何から始めていいのかわからない。" って、よく初心者の方が言いますが、モデリングのはじめは "下絵" の準備ですよね。
自分の場合、CADデータを下絵としてそのまま使います。
はじめに図面をformZに取り込んでしまい、それをトレースするようにモデリングするのです。
こうすると、紙図面を読みながら作業するより数倍速いし、正確です。
まあ、初心者は図面の取り込み自体に苦労するでしょうけど...。
CAD図の取り込みのコツ:
1.各図はバラバラのファイルにする。(CAD上で)
2.各図は通芯が原点にくるようにしておく。(CAD上で)
3.不要なハッチングや書き込みは削除しておく。(CAD上で)
4.取り込み時に、[入力の変換]を使って図面を起こして回転して位置合わせする。(※図面の向きと、回転角度の関係を暗記しておくといい。)
5.取り込んだら、レイヤ名を変更する。例) 2F_Plan_KUTAI (※LayerName Editorを使うと簡単。)
6.取り込んだ図面を、形状を理解しやすい位置に移動しておく。
VectorWorksの基本ライティング

インテリアのベーシックなライティングのサンプルを作ってみました。
VectorWorks+RenderWorksの製品パッケージを見ると、さも簡単にキレイなCGができる!みたいなことが書かれいますが、実際はそれなりのスキルが必要です。
VectorWorksの場合、ユーザーもそれほど高度な表現は求めていないのでしょうが、このレンダラーはライティングが少々難しいです。
CADに付属するレンダラーだから、ユーザーのほとんどは設計関係の人でしょう。つまり、CGに関しては素人なわけです。
それこそ、Maxwellみたいに "ボタン一発" 的なレンダラーが向いてると思うのですが、現実はコレ...。
今回は、"そこそこ見れる" 表現が簡単にできるサンプルを作ってみました。
時間ばかりかかって全然思い通りにならないラジオシティよりは、こういうベーシックなライティングのほうが "使える" はずです。
[開くダイアログ][アイコンの整列] がおかしい。

"開くダイアログ" などのアイコンの並び順が、しばらく前からおかしくなっていました。
通常、 "名前順" がデフォルトですが、なぜか、 "更新日順" になってしまい不便をしていました。
Windowsを使ってると、たまにこういうことがありますが、これは、レジストリが "勝手に" 変更されてしまうことがあるからだそうです。
修正方法:
1.レジストリエディタを起動
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]で、 regedit と打ってエンター。
2.以下のキーを修正
HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Explorer
shellstateの値を直す。
※自分は、元の値がわからなかったので、隣のPCのをメモって修正しました。
町並み in MAX

今やってるプロジェクトを3ds maxに取り込んでみました。
まだ全部できていないのですが、この状態で255万ポリゴン。
ファイルサイズは187MBです。最終的には200MBを超えるかな...。
3ds max9になってから、画面ハンドリングが軽くなったと思います。
カメラの位置を決めるぐらいなら普通に作業できます。
ちなみに、formZ上ではもう、大きすぎてレンダリングできません。(※大きな画像サイズにするとメモリ不足になる...。)
カットごとに不必要なレイヤをON/OFFするしかありませんが、3ds maxのスキャンラインなら全レイヤONのままレンダリングできます。
3200*2400で1分くらい!速っ!











