オフィスビル チュートリアル 3

■モデリング、ライティング、マテリアル
あとは図面をトレースして地道に積み上げていけばいいだけです。
ただ、ここから先、レンダリングまでの作業に明確な区切りを付ける必要はありません。
というか、つけちゃダメです...。
全部、同時進行していくのが "一番効率がいい" です。
マテリアルの設定やテクスチャマッピング、ライティングも同時進行です。
ライト
ということで、時々、部分レンダリングしながら作業をすすめることになりますから、はじめにライトが必要です。(明るくないと色をちゃんと見れないから)
自分の場合、テンプレートに適当なライトが作成済みです。
つまり立ち上げたらもうだいたい使えるライティングになっています。
これを作業を進めていく中で少しずつブラッシュアップして行けばいいのです。
こいうテンプレートが無い場合は、環境光(アンビエントライト)を50%ぐらいに上げて、太陽を1ヶ置けばいいです。

最後にアンビエントオクルージョンを使えば、それだけでもそこそこ見れる絵になるはずです。
トレース
ポイントスナップ・オンで四角形やキューブでトレースしていきます。
(図面の要素をそのまま使えるなら、それを直接立ち上げてもいいです。)

基本はソリッドにすること!
(※厚みがないと画面上非常にわかりづらく、編集しにくいので、サーフェースでなくソリッドがいい)
・ガラスもちゃんと "板" にする。
・壁も厚みを付ける。
・外壁と内壁は分ける。
・あまり複雑な形状にならないように注意する
レイヤ分け
特に決まりがあるわけじゃないですが、自分は要素ごとに分けています。
柱、壁、床、天井といった、ごく普通のやり方です。
そして今回のような、 "エントランス" と "上層部" というありふれたオフィスビルなら、 "1階廻り" と "2階以上" で分けます。
つまり、1F_柱、1F壁 と、2F以上_柱、2F以上_壁 という具合です。
階段なんかは上から下まで一緒ですが、本体と手摺りで分けています。外装も別レイヤです。
要は、設計変更とか、別案作るとかいうときにすぐ対応できるようになっていればいいのです。
マテリアル
単色のものはいつ設定してもいいですが、テクスチャを貼るものはモデリングと同時にやる必要があります。
たとえば、 "石張りの柱" があるとします。
その場合は、ひとつ作ってテクスチャマッピングのサイズと位置を合わせてから配列複製します。(あとからじゃ大変です。)

あとは形状に合わせたほうがいいもの。
今回は蛍光灯のマップをスクリーンショットから作っています。
アスロックの目地も今回はテクスチャです。

オフィスビル チュートリアル 2

■図面の取り込み
取り込み作業に関する工程は3つです。
・取り込み
・レイヤ名の整理
・合成
取り込み
トレースするためにCAD図をformZに取り込みます。
通常はDXFかDWGを使います。
うちはAutoCAD LTなのでいつもDWGを使っています。(つまりそのまま取り込める)
問題になったことはほとんど無いですが、DWGだと希に曲線をうまく取り込めないことがあります。
そういうときはDXFのR12形式あたりを試せば、たいてい大丈夫です。
取り込み時に一番大事なのは "単位合わせ" です。
これさえ合っていれば通常はまず問題無いです。

あとは "入力の変換" 。
平面はなにもしなくていいですが、立面や断面は向きを合わせる必要があります。
簡単に言うと、 "立てて、回転する" 。

"Y-Z座標を交換" にチェックを入れて立てます。正面はそのまま。(上から見て6時の面)
9時ならY軸を90度回転します。3時なら-90度。12時なら180度です。
DWGなら、そのほかにブロックをシンボルとして取り込んだりもできます。
つまり、樹木や車なんかはそのままの位置で置き換えが可能です。
レイヤ名の整理
あとで1つのファイルに合成するので、別々のレイヤを保てるようにレイヤ名を変えておく必要があります。
自分の場合、自作のスクリプトで名前に "ヘッダー" を付けています。
簡単な図面なら1つのレイヤにまとめてしまってもいいです。
合成
それぞれの図面データをコピペで1つのファイルにまとめます。
このあと、立面図をファサードの位置まで移動しておくと全体の関係がわかりやすくなります。

重くなりすぎるようだったら、いくつかのファイルに分けます。たとえば、上層階と下層部とか。
あと、別案は別ファイルにまとめたほうがいいです。
ここまで丁寧すぎるくらいのやり方なんですが、これもあとの作業を楽にするためです。
こうやって図面をいじってるうちに形が頭に入ってきますから、決して無駄な作業でもないんです。
「あれは前に作ったのが使えるな」、「こっちを先に作ったほうがいいな」とか、慣れてくればモデリングの手順も思い浮かぶようになります。
あとは一気にトレースするだけです!