オフィスビル チュートリアル 18

■ライティング
今回はダミーライト+レイトレーシングの解説です。
自分もライティングを完璧に解説できるほどプロフェッショナルじゃないんですが、一応、1つの"解"として自分がいつもやってる方法を書きます。
上の絵はMaxwellでレンダリングしたものです。
太陽光1つでレンダリングした絵ですが、実写のごとく空などを反射して自然な雰囲気に仕上がっています。
これをよくみると場所によってそれぞれ違う色味を帯びているのがわかります。
この "感じ" をダミーライトで演出してやれば、formZでもよく晴れた日の絵に見せることができます。
ただし、どうがんばってもこんなにきれいには行かないので妥協は必要ですが...。
こういうのはゼロからやるとわかりやすいです。
1.ライト無し
アンビエント(環境光)もゼロです。グローが入ってるオブジェクトはやや明るく見えます。

2.太陽光1つ
レイトレーシングの場合、"裏側"まで光は回り込まないので、まだ真っ暗です。

3.太陽光+北側から青い光
空の青色の反射をフェイクするものです。

4.アンビエントライト(環境光)追加
空間全体を明るくします。

あまり細かいことを気にしないなら、ここまでで十分かもしれません。
ただ、環境光を上げすぎると、全体のコントラストが落ちて"のっぺりした絵"になります。
陰影に乏しいので形状の把握がしにくいという点がイケてない...。

5.横からあてる
少しメリハリを付けるために、横からライトをあてます。
これは言わば、"環境光の置き換え"なのですが、それぞれのライトの強度を調整したり、色を着けたり出来るのがポイントです。
ライトの色は、真っ白ではなく、空の反射のフェイクで少し色を着けると薄汚くならずに済みます。

↓これは北側のライトですが、方向によってライトの色や強さを調整するといいです。

これを追加するとかなり露出オーバーになるので、環境光はデフォルトの10%前後に下げておくといいです。

6.下からも
軒裏を明るくするために下からも照らします。

だいぶ明るくなりました。

あとは"気が済むまで"それぞれのライトを調整していけばOKです。
でも、ライティングに正解なんて無いので、いろいろ実験してみてくださいね。
オフィスビル チュートリアル 17

■マテリアル
うちの場合、 "白い感じ" にしたい人が多くて、いっつも「もっと白く!」って言われます...。
まあ、計画の段階では色なんか決まってないことが多いから、たいていのものは白くしておけいいんですけどね。
今回のビルは白、ガラス、石だけ。
このうち、白とガラスは意外と難しいマテリアルかもしれません。
・白
白はどうしてもグレーっぽくなってしまって薄汚くなりがちです。
これを回避するためには、ひたすら明るくするしかありません。
照らして、反射率を上げて、グローをあげる。


現実世界でも、白は他の色より拡散反射が多いので明るく見えます。
自分の場合は、強い白と、デフォルトの白を使い分けています。
強い白はペンキ塗りや、アルミサッシみたいなところに使って、室内の壁なんかはデフォルトが多いです。
・ガラス
ガラスはプリセットのガラスが一番それっぽく見えるかもしれません。
自分で調整するのがむずかしければ、いじらないほうがいいです。
慣れてないとドツボにはまります...。
自分の場合は、強い反射が欲しい場所と、そうでない場所で使い分けています。


